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【ガールズ・インタビュー】サマースクールで出会ったあの子といつか再び(S.H.さん)

S.H.さん
高校1年生

発信力を高める

GUPに参加したのは、中学2年生のときでした。GUPでは、学内、学外の様々な場面でリーダーシップを発揮したり、自分の意見を発信したりしている中学生や高校生に出会いました。私も、もっと発信力を高めたい、素直にそう思いました。

高校入学後、クラス委員に立候補したのは、この目標への一歩です。立候補者は5人。私は、「クラス委員は、今よりクラスを『改善』するために何ができるかを考えるのが普通だと思うが、新学期、今、出会ったばかりのクラスの『良いところ』をたくさん見つけたい」と主張して、クラス委員に選出されました。

クラス委員として、4ヶ月が過ぎましたが、ほかのクラスに比べて、活発に意見交換することができる点が、私のクラスの『良いところ』です。クラスの目標を考えるディスカッションをしたときのことです。短い時間でみんなの意見をまとめなくてはいけません。そこで、予め、もうひとりのクラス委員と、ディスカッション前に、学校の目標と学年の目標から連想する言葉を、クラス全員から集めました。このとき、本当にたくさんの言葉を集めることができ、その後のディスカッションがうまく進みました。クラス委員をやっていて難しいのは、みんなに伝わりやすいように、説明する順番を考えて話すことです。もうひとりのクラス委員と助け合って、分かりやすく説明することを心がけています。

中学生はINPUTだけでも十分!!

 GUPでは、中学生や高校生との出会いのほかに、メンターからもいろいろな話を聞きました。「自分でボートを漕ぐ力を身につけなさい」というメンターの言葉が印象に残っています。誰かが目的地へ正確に運んでくれる電車と違って、ボートは自分の頭で考えて、自分の力で漕がなくてはいけません。「自主性」が大切だというメッセージだと理解しています。このメッセージは、高校生活の過ごし方を考えるときに、ときどき思い出して心がけるようにしています。

また、このメッセージをくださったのは、JICAで中米に先生として教えに行っている人です。発展途上国の発展に直接関わっている大人に出会ったのは初めてでした。遠くてイメージできなかった将来について、少しずつ考えるきっかけになったと思います。

「こうじゃないと参加してはいけない」と思わず、応募してみると意外な気づきがあるかもしれません。中学生の皆さんには、ぜひ、あんまり気を張らずに、応募してみてほしいと思います。

サマースクールで出会ったあの子

私は、小学生の頃、2年間だけロンドンに住んでいました。日本人学校での私は、結構発言するタイプでしたが、夏休みに現地のサマースクールで出会ったイタリアの子には圧倒されてしまいました。というのも、その子が発言しようとするときの勢いはとてもすごくて、押し負けてしまうのです。このときの体験が今でも強く心に残っています。

GUPに参加した当時の私は、自分でアクションを起こす自信はなかったし、実際、何もアクションを起こせなかったのですが、GUPに参加してとても刺激を受けました。

いつか、サマースクールで出会ったあの子みたいに、どこの国の、どんな人が相手であっても自分の意見を伝えられるようになりたい。これが、私の今の目標です。